「7つの習慣」は言わずと知れた世界的名著であり、ビジネス書としては全世界の歴史上最高の売り上げを誇っています。
それもそのはず。読めばわかる。人生のバイブルになると言っても過言でない全480ページにわたる自己啓発本の最高傑作です。
本シリーズでは8回にわたり、各パートのポイントをピックアップして紹介します。
今回は7つの習慣に入る前の序章です!
ざっくり結論:成功のカギは人格
なりたい自分は、いい学びの出会いから【manatea】個性主義と人格主義
著者であるコヴィー氏はアメリカ建国以来、出版された「成功」に関する書物を200年分遡って研究し、ある面白い発見をしました。
それは、第一次世界大戦の前後で成功に関する基本的な考え方が異なるということです。
成功の条件
戦前:誠意、謙虚、勇気、勤勉など鍛えられた人格 (人格主義)
戦後:人間関係などをスムーズにするスキルやテクニック(個性主義)
この2つの考え方を示したうえでコヴィー氏は、長期的な成功のためには、人格を育てることが大切であり、
テクニックなどは二次的な要素であると主張します。
たしかに極端な例ですが、犯罪者にどんなに頭脳や才能があっても成功するとは考えにくいですよね。
お名前.comP/PCバランス
P :Performance (目標達成)
PC :Performance Capability(目標達成能力、またはそれを可能にする資源)
有意義な人生を送るためには、有名な「ニワトリと黄金の卵」と同様、あらゆる場面において、
P(黄金の卵)とPC(ニワトリ)のバランスを保つことがカギとなります。
ここで突然ですが質問です。Pが人生の成功であれば、PCはなんでしょう?
それは先程も出てきた「人格」です。
この点、考えさせられる一文がこちら。
夫婦が、お互いの関係を維持することよりも、相手にしてほしいこと(黄金の卵)ばかりを要求していれば、感受性や思いやりがなくなり、深い人間関係を保つために必要不可欠の小さな親切を疎かにしてしまうことになるだろう。
スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」より
パラダイムと原則
私たちは、世の中をフラットで客観的に見ていると思いがちですが、たいていの場合、
考え方や経験などによって形成されたパラダイム(物事の見方)を通じて物事を解釈しています。
こうしたパラダイムについてコヴィー氏は、原則を捉える重要性を説いています。
原則は深い基礎的な真理であり、人間の行動に正しい方向性を与えてくれるガイドラインとなる。そして、個人、人間関係、家族、あらゆる組織に当てはめることができる。
スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」より
この後に紹介する7つの習慣は、この原則に則した人格を磨き方を具体的なかたちにしたものです。
この習慣、原則を守ることで、自らが変わり結果を引き寄せていくという新しいパラダイムを入手できます。
つづきはこちら⇩
ライターネーム“まーくん”
都内在住25歳
金融会社企画職
平日は筋トレ、サウナ
休日はサーフィン