ウェルビーイングは努力によって高めることができます。
ただ、ほとんどの人はその努力の仕方を知りません。
この記事では
- ポジティブな思考
- 健康的な食生活
- 適切な運動
- 人間関係の構築
という4つの観点からウェルビーイングを高める方法を紹介します。
この記事を読んで、あなたも幸せになる努力始めてみませんか?
ウェルビーイングとは何か
ウェルビーイングの定義は学者の中でも意見が分かれていますが、多くの場合、「幸せであること」を表します。
そんな抽象的な話をされても意味がわからないよ
と思われるかもしれませんが、幸せの定義は、人それぞれ違っていて当たり前なので、抽象的なくらいがちょうど良いのです。
そんなことよりこの記事で強調したいのは、ウェルビーイングを高める、つまり幸せになることは努力によって実現できるということです。
あまり知られていませんが、ウェルビーイングを高める方法というのは多く学者たちが研究しており、科学的に証明されている手法がいくつも存在しています。
ここから、それらのウェルビーイングを高める方法を紹介していきます。
1. ポジティブな思考の力
ポジティブ思考の効果
ポジティブに考えるということは、前を向いて生きるということです。
失敗や悩みがあっても、「なんとかなる」という思考を持ち、クヨクヨせずに次成功するための方法や解決策を模索することができます。
逆に、失敗や悩みに対して「どうしよう、私はなんて馬鹿なんだ、、、」と後悔ばかりしていても、問題は解決せず、ストレスを抱えることになってしまいます。
とはいっても、どうしてもポジティブに考えられない状態になることは、誰にでもあります。
どうしてもネガティブに考えてしまうときは・・・
どうして私はこんなにネガティブなんだろう
ネガティブ思考に陥ってしまっているとき、「ネガティブに考えちゃう自分はだめだ」とは決して思わないでください。
人間誰しもネガティブになることはあるので、まずはその感情を認めることが重要です。
あんなことがあったんだからネガティブで当たり前だよね
このように考えることから始めることで、まずはネガティブな自分をポジティブに捉えることができるようになり、徐々に他の物事もポジティブに考えられるようになると思います。
2. 健康的な食生活
健康的な食生活は、日々の活力を与えてくれるので、非常に重要です。
1日中ぼーっとするなどの悩みがある人は、重要な栄養素が不足している可能性があるので、食生活を見直してみて下さい。
必要な栄養素をとり、体や脳を最大限活動させることができれば、ウェルビーイングも高まっていきます。
必要な栄養素
- タンパク質: 体の組織を作る基本的な成分で、肉や魚、豆類などから摂取できます。
- ビタミン: 体の機能を正常に保つために必要で、果物や野菜などから摂取できる各種ビタミンがあります。
- ミネラル: 骨や歯の形成、神経や筋肉の機能に必要で、乳製品や海藻などから摂取できます。
- 食物繊維: 消化を助け、便秘解消にも効果があります。野菜や全粒粉のパンなどから摂取できます。
バランスよくこれらの栄養素を摂ることで、体の健康を維持し、免疫力の向上や疲労回復にもつながります。
上記の栄養をしっかり摂ることは前提としつつ、ウェルビーイングな食事について少し考えてみます。
ウェルビーイングな食事とは
上記で、体に良い食生活を心がけましょうと言いましたが
確実に健康にはなるけど、あまり美味しくない食事を食べ続けることはウェルビーイングにつながるでしょうか。
私はNOだと思います。
私が考えるウェルビーイングな食事は、健康には気を使いつつ、好きなものをたべる(健康4:おいしい:6 くらいの割合)食事だからです。
これは人それぞれ違うものであり、健康第一に考える人や、美味しさ第一に考える人など、さまざまいて良いと思っています。
なので、最低限の栄養は取るという前提で、あなた自身がもっともウェルビーイングだと思う食事を取ることが重要です。
3. 適切な運動とリラックス
食生活に気を使う以外にも、運動をすることもウェルビーイングを高める方法として知られています。
米ミシガン大学のウェイリン・チェン准教授(運動生理学)らが2018年3月に発表した研究によれば、少なくとも週に1回(もしくは1日に最低10分)運動している人は、まったくしていない人よりも明るい気持ちで生活していると言います。
具体的には、運動をしている人はしていない人に比べて、うつ病や不安になる割合が低いことが研究で明らかになっています。
しかし、運動をしたほうが良いという説に対して、以下のような意見が返ってくることがあります。
毎日疲れていて運動する元気がない…
数々の研究を見ても、これは間違いであることが示唆されており、むしろ運動していないから疲れているとされています。
つまり、運動をすることで心身ともに健康になり、疲れが取れていくことになります。
どんな運動がウェルビーイングを高めるのか
ミシガン大学の研究によると、運動の種類は幸福度とはあまり関係がないことがわかりました。
ジョギングでも筋トレでもストレッチでも良いので、何かしらの運動をすることがウェルビーイングを高めてくれるということです。
楽しいと思えるスポーツをやってみたり、運動が嫌いな人はヨガやストレッチからでも始めてみると、ウェルビーイングは高まっていきます。
ぜひ、生活の中に1日10分でも良いので、運動を取り入れてみて下さい。
4. 社交とコミュニケーション
人間は社会的生き物なので、人との良好な関係がウェルビーイングを高めるとされています。
ハーバード大学のロバート・ウォールディンガー氏による、75年間に及ぶ調査によると、以下のような結論が得られました。ロバート・ウォールディンガー氏のTED Talk
良好な人間関係は、幸福と健康を高める
良好な人間関係を増やすことで、ウェルビーイングを高めることができるということです。
また、「良好な人間関係」とは、単に結婚をしているとか友達が多いことではなく、心から信頼できる友人やパートナーがいるかどうかが重要です。広く浅くではなく、深く狭くです。
良好な人間関係は物理的な健康にも関係がある!?
余談ですが、上記の研究で明らかになったこととして、良好な人間関係を持つ人は病気になる確率や加齢による身体的痛みを感じることが少なかったことがわかっています。
つまり、良い人間関係を持つことは、身体的にも精神的にもウェルビーイングになっていくということです。
最後に: ウェルビーイングの継続的な追求
この記事では、ウェルビーイングを高める方法を4つ紹介しました。
- ポジティブ思考
- 食事
- 運動
- 人間関係
ただし、これらを実践すればすぐにウェルビーイングになるというわけではなく、継続的に続けていく必要があります。
少しずつで良いので、上記の4つを意識しながら生活してみると、あなたはいつの間にかウェルビーイングになっていることでしょう。