40代以降の人生の後半は、これまで何をしてきたかで決まります。
20~30代の間は体力もあり、体も比較的健康な状態です。
しかし、20〜30代の頃の生活習慣は、その後の人生に大きな影響を与えます。
この記事では、40代以降も臓器と脳の健康を保つために、今すぐに取り掛かるべき行動を解説します。
40代からはあらゆる能力が成長しなくなる
40代になると、肉体的にも脳機能的にも成長がしづらくなります。
なので、30代までに能力を高める、または維持する努力をしていないと、一気に老化が進んでしまうことになります。
芸能人の方が50代になっても美しさを保っているのは、20〜30代のうちから生活習慣や食生活に気をつかって、若さを保とうと努力していたからです。(天性の美しさの人もいるかもしれません…)
20代の頃は、多少の無理をしても体がついてきますが、30代になるとそうはいきません。
今はまだ元気だから何もしなくても大丈夫!
では通用しなくなります。早いうちからの対策が、長期的なウェルビーイングを作り出すのです。
では、どのようなことに気を使えば、40~50代になっても、活力を持ったウェルビーイングな生活を送ることができるのでしょうか。
30代から起きる肉体の変化
まず初めに、30代からどのような変化があるのか分からないと対策のしようがないので、その点について解説します。
30代から起きる肉体の変化は以下の4点です。
- 臓器の変化
- スタミナの変化
- 集中力の変化
- ホルモンバランスの変化
では、具体的にどのような変化が起きるのか、どのように対策すればいいのかについて解説していきます。
臓器の変化と対策
まずは臓器の変化です。
心臓、肝臓、腎臓などの全ての臓器は30代前後でピークを迎えます。つまり、そこから先は衰えていきます。
臓器の怖い点は、予備機能があることです。
臓器には、貯金のような機能があり、ピークを迎えてからも多少の無理が効きます。
しかし、この貯金を使い切ってしまうと、機能が一気に低下してしまいます。
どのような対策で、臓器の健康を保つことができるのでしょうか。
野菜を大量に食べる~肝臓と腎臓~
当たり前に聞こえるかもしれませんが、最も重要と言っても過言ではありません。
野菜に含まれる食物繊維は、肝臓と腎臓の機能を向上させます。
まだ20代の人は、タンパク質も非常に重要なので、多く摂取するようにしましょう。
控える必要があるのは、炭水化物と脂質です。これらは体を動かすエネルギーにはなるものの、臓器に対しては負担が大きくなります。
仕事や生活のための量は取りつつも、暴食しないように心がけましょう。
HIITとビタミンD~心臓~
心臓は筋肉なので、鍛えないと衰えていってしまいます。
そこでおすすめなのがHIITです。
HIITとは、息が上がるような激しい運動を一定時間行い、その後一定時間休むというのを交互に繰り返す運動法です。
数々の研究から、心肺機能を向上させるためにはHIITが最も効率的であるという結果が出ています。
また、ビタミンDも有効です。
ビタミンDには、体内のタンパク質の働きを活性化し、筋肉の増強を促す作用があるので、心臓の機能を助ける働きが期待できます。
臓器の機能のピークは30代前後に訪れ、20代の時のような無理が効かなくなる。
臓器を健康に保つためには、野菜の摂取、HIIT(運動)、ビタミンDなどが効果的。
脳の変化
続いては、30代以降の脳機能の変化についてです。
なんの対策もしていないと、30代後半くらいから、認知機能と集中力が低下してきます。(脳細胞の死滅スピードが速くなる。細胞同士の結びつきが遅くなる。)
40代や50代の部長が、会議中に毎回眠そうにしていたり、頭が硬くなって人の意見を聞き入れなかったりするのを見たことはないでしょうか。
それが、20〜30代から脳機能を健康に保つ努力をしなかった人の末路です。
では、どのように対策すれば、脳の機能を健康のまま保つことができるのでしょうか。
読書(新しい知識を入れる)
一つ目の対策は、「読書」です。
読書によって、新しい知識を入れることで脳は成長します。
本を読むのが苦手・嫌いという人は、危険です。なぜならそれは、集中力のなさや好奇心のなさの表れだからです。
本を読めるうちに意識的に読んでおかないと、集中力がなくなってしまってからは手遅れになります。
頭を使うゲーム・言語を学ぶ
読書がどうしてもしたくない人は、とにかく「脳を使う」ことができればいいです。
クロスワードパズルをしてみたり、第2言語を学んでみたり、楽器を練習してみたり、それだけでも脳は鍛えられます。
脳は衰える一方なの??
ここまで記事を読んでくれた方は、このような不安を感じたことでしょう。
肉体も脳も衰える一方なら、お先真っ暗なのでは??
しかし、肉体はどうしても衰えますが、脳の一部の機能に関しては、50代でピークを迎えると言われています。
それは、言語能力と判断能力です。
作家さんが50代で、人生最高の作品を残すことが多いのも納得できます。
ただこれは、脳の衰えを20~30代の時点で止めることができた人だけに訪れるピークです。
人の意見を聞き入れられなくなってしまった脳には、このピークは訪れません。
あなたも今のうちから頭を使うことを意識して、脳の衰えを止めておくことをお勧めします。
30代になると、認知機能と集中力が低下する。
この低下を止めるためには、新しい知識を入れるか脳を鍛える必要がある。
読書や新しいことへの挑戦によって脳は鍛えられる。
言語能力と判断能力は50代でピークが来るので、未来は明るい。
まとめ
ここまで読んでくれてありがとうございます。
ウェルビーイングな40代以降を迎えるためには、20~30代の生活が非常に重要です。
若いからまだ大丈夫、とたかを括らず、10年後20年後を見据えた生活をしていくことをおすすめします!